オスグッドシュラッター病

成長期の男子に多く見られる症状で、膝のお皿の下の脛骨結節（膝蓋腱付着部）という場所に痛みが出ます。特に中学1年生や高校1年生など、進学して部活を始めた際に上級生達の行う運動量に対して自分の筋力が伴っていない場合によく起こります。

痛みを放置して運動を続けていくと脛骨結節が隆起してどんどん大きくなっていきます。この隆起は痛みが引いても一生元には戻りません。

一過性の症状なので、成長期が過ぎると自然と痛みが引きますが、痛みがあるにもかかわらず運動を続けていると長引いたり悪化しますので、痛みを伴う運動の中止が必要となります。

軽度　　・・・日常生活では痛みが出ないが、運動を始めると痛みが出てくる

中程度　・・・押すと痛みがあり、痛みのある部分が盛り上がってくる・運動のあとも痛みが続く

重度　　・・・歩行時でも痛みが発生し日常生活に支障をきたす
　　　　・・・痛みによりしゃがんだり深く膝を曲げる事ができない

症状の特徴

運動時の痛みや、しゃがんだ際に痛みが出たり、正座をしたときに床に当たると痛みが強くなります。ひどくなると軽く押すだけでも痛みが出たり、正座そのものやしゃがみ動作など深く膝を曲げる事が困難になります。

・痛みを伴う運動の中止

・大腿四頭筋のストレッチ

・冷却

・股関節や足関節の可動域の改善

・サポーター（オスグット専用のベルトがあります）

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